SKILL Postfix

【Postfix】ログの見方(フォーマット)及びdns=のメッセージの意味

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Postfixによるメールサーバを運用している中で、メール送受信にまつわるトラブルはつきもの。
中でも、送信したはずなのに届かない、あるいは送られたメールが来ないなんてトラブルはよくありがちですね。

そんな時メールログを見て調査をすることになるんですが、なんとな~く覚えてはいるものの、いつもこれなんだっけ?ってなってしまうので覚書です。

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【delay】

メール受信~配送までの時間を意味します。
詳細については「delays」に記載されます。

【delays】

まずは、delaysの内約です。
メールログ上で確認すると下記の青マーカー部分に表示される内容です。

月 日 時:分:秒 sample postfix: キューID: to=<宛先メールアドレス>, delay=0.14, delays=0.11/0.02/0/0.02, dsn=2.0.0, status=sent (delivered via maildrop service)

上記のログの内容をもとに、それぞれ内容を書いていきます。

1番目の項目

delays=0.11/0.02/0/0.02

time before queue manager, including message transmission;
キューに入る前,メッセージが送信されてくるまでの時間を意味します。
上記の例だと、メールをサーバが受け取ったのち、キューに入る前に要した時間が0.11秒であることを示します。

2番目の項目

delay=0.14, delays=0.11/0.02/0/0.02

time in queue manager
キューに入っていた時間を意味します。
qmgrによって、キューに入ったメールがローカル配送/SMTP送信の処理が行われるのに要した時間です。

3番目の項目

delay=0.14, delays=0.11/0.02/0/0.02

connection setup time including DNS,HELO and TLS 
メール送信先への接続を確立するのにかかった時間です。

4番目の項目

delay=0.14, delays=0.11/0.02/0/0.02

message transmission time.
メール配送に要した時間を意味します。
SMTPによる外部サーバへのメール配送、あるいはローカル配送に掛かった時間です。

【dsn】

メールログ上で確認すると下記の青マーカー部分に表示される内容です。

月 日 時:分:秒 sample postfix: キューID: to=<宛先メールアドレス>, delay=0.14, delays=0.11/0.02/0/0.02, dsn=2.0.0, status=sent (delivered via maildrop service)

Delivery Status Notification:配送状況通知
MTAやMDAが自動的に作成するメッセージで、メール送信の状況・結果を確認することができます。
いずれも、X.X.Xの形式で表記され、[.]で区切られたそれぞれの箇所の数字によって意味が異なります。

1桁目の数字はクラスサブコードと呼ばれ、このコードによってメールの送信処理がどうなったかを判別することができます。
メール送信の結果を知りたいときは、まずこのdsn=の1桁目の数字が何番なのか?を調べると良いでしょう。

dsn=2.X.X

メール送信の成功を意味します。

dsn=4.X.X

一時的な障害を意味します。
一時的なものを報告するものなので、その後に発送が成功している場合もあります。

dsn=5.X.X

永久的な故障を意味します。
現在の状態ではメッセージの送信が行われる可能性が無い場合に付与されます。

dsn=X.X.Xの2桁目/3桁目の意味

詳細については、「RFC3463」に記載されています。
X.1.0 その他のアドレスの状態
X.1.1 送信先メールボックス アドレスが正しくない
X.1.2 送信先システム アドレスが正しくない
X.1.3 送信先メールボックス アドレスの構文が正しくない
X.1.4 送信先メールボックス アドレスがあいまい
X.1.5 送信先メールボックス アドレスが有効
X.1.6 メールボックスが移動されている
X.1.7 送信者のメールボックス アドレスの構文が正しくない
X.1.8 送信者のシステム アドレスが正しくない
X.2.0 その他または未定義のメールボックス状態
X.2.1 メールボックスが無効で、メッセージを受け付けない
X.2.2 メールボックスがいっぱい
X.2.3 メッセージの長さが管理制限を超えている
X.2.4 メーリング リスト展開の問題
X.3.0 その他または未定義のメール システム状態
X.3.1 メール システムがいっぱい
X.3.2 システムがネットワーク メッセージを受け付けない
X.3.3 システムが選択した機能を利用できない
X.3.4 システムに対してメッセージが大きすぎる
X.4.0 その他または未定義のネットワークやルーティング状態
X.4.1 ホストから応答がない
X.4.2 接続が正しくない
X.4.3 ルーティング サーバー エラー
X.4.4 ルーティングできない
X.4.5 ネットワークの混雑
X.4.6 ルーティングのループを検出
X.4.7 配信の期限切れ
X.5.0 その他または未定義のプロトコル状態
X.5.1 無効なコマンド
X.5.2 構文エラー
X.5.3 受信者が多すぎる
X.5.4 コマンドの引数が無効
X.5.5 プロトコル バージョンが正しくない
X.6.0 その他または未定義のメディア エラー
X.6.1 メディアがサポートされていない
X.6.2 要求された変換が禁止されている
X.6.3 要求された変換がサポートされていない
X.6.4 変換が実行されなかった
X.6.5 変換エラー
X.7.0 その他または未定義のセキュリティ状態
X.7.1 配信が認証されないために、メッセージが拒否される
X.7.2 メーリング リストの展開が禁止されている
X.7.3 要求されたセキュリティ変換が禁止されている
X.7.4 セキュリティ機能がサポートされていない
X.7.5 暗号化エラー
X.7.6 暗号化アルゴリズムがサポートされていない
X.7.7 メッセージの整合性エラー

【status】

メールログ上で確認すると下記の青マーカー部分に表示される内容です。

月 日 時:分:秒 sample postfix: キューID: to=<宛先メールアドレス>, delay=0.14, delays=0.11/0.02/0/0.02, dsn=2.0.0, status=sent (delivered via maildrop service)

status=sent   配送OK
status=bounce  配送NG
status=deferred 一時的に配送できなかったがリトライ

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